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佐世保女子高生殺害事件「逮捕された同級生」 どんな「手続」が待っているのか?
長崎県佐世保市のマンションで7月27日、高校1年の女子生徒(15)が死亡した状態で発見された事件。踏み込んだ警察官に対し、部屋に住んでいる同級生の女子生徒(16)が「私がやりました」と話し、殺人容疑で現行犯逮捕されたと報じられている。
今回のように、少年・少女が被疑者となった事件は、どのような手続で裁かれることになるのだろうか。当時17歳の少年が起こした西鉄バスジャック事件の弁護人をつとめた大和幸四郎弁護士に聞いた。
残業170時間、休みほぼゼロ…自殺した医師の労災認定、遺族「不幸繰り返さないで」
東京都内の病院で産婦人科医として働いていた男性(当時30代)が自殺したのは、月170時間を超える時間外労働によるものとして、品川労働基準監督署が労災認定した。決定は7月31日付。遺族の代理人をつとめる川人博弁護士が8月9日、東京・霞が関の厚生労働記者クラブで会見を開いて明らかにした。
男性は2010年4月、医師国家免許を取得し、2013年4月から都内にある総合病院の産婦人科で勤務医(後期研修医)として働いていた。主な業務は、分娩や手術、当直勤務、カルテ・書類の作成など。亡くなる数カ月前から抑うつ状態、睡眠不足と疲労感、集中力と注意力の減退がみられるようになり、2015年7月に亡くなった。男性の両親は2016年5月、品川労働基準監督署に労災申請した。
川人弁護士が電子カルテのアクセス記録などを調べたところ、男性は月4回程度、当直勤務していたほか、精神疾患が発症したと推定される日から1カ月前の時間外労働が約173時間もあり、しかも6カ月前までにさかのぼっても休日がほとんどない状況だった。自宅が病院から近かったため、本来、休日であっても呼び出されることがしばしばあったという。
男性の両親は代理人と通じて、今回の労災認定について「救われる思い」としながらも、「同じような不幸が起きないかと懸念される」「医師も人間であり、また、労働者でもあり、その労働環境は整備されなければこのような不幸は繰り返される」とのコメントを発表した。
両親のコメント全文は下記の通り。
【新・弁護士列伝】親子、夫婦、兄弟…こじれた家族関係をほどき、人生の再出発をサポート 新保英毅弁護士インタビュー
弁護士ドットコムニュースでは、一般の方々に弁護士をもっと身近に感じていただくために、学生による弁護士へのインタビュー企画をおこなっています。
今回お話を伺ったのは、新保英毅弁護士(新保法律事務所)です。離婚や相続といった、家族間のトラブル解決に注力している新保弁護士。依頼者の悩みや気持ちを丁寧にヒアリングし、オーダーメイドの解決策を提供することにこだわっています。
インタビューでは、弁護士を目指したきっかけや、注力分野への思い、特に印象深い事案などについて、お話いただきました。
40歳以上のひきこもり、52%が女性 「声をあげられなかった人のSOSだ」当事者団体
生産年齢人口の15〜64歳で146万人がひきこもり状態であるとする推計をまとめた内閣府のアンケート結果をうけて、ひきこもりの人の家族などで作る「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」が見解を示した。
これまで主に男性が当事者だとされてきたひきこもりについて、40歳以上の層では女性が5割を超える結果となったことに「声をあげられずにいた女性がSOSを出して顕在化した」とした。