この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
息子が突然亡くなってしまいました。生前仕事でとても忙しそうにしていましたが、長時間労働の証拠も手元になく、どうすればよいのか途方に暮れていました。
解決への流れ
まずは労災かどうかの調査を依頼することになりました。会社にあらゆる資料の開示を求め、PCログの解析などを行った結果、息子の長時間労働が明らかになり、10000万円の損害賠償金の支払いを受けることができました。ただ、お金ではなく、会社にしっかりとした再発防止策をとってほしいという思いが強かったため、粘り強く交渉していただいた結果、会社に具体的な再発防止策を約束させることができました。
労災によってご子息を亡くされた親御様にとって、会社との解決はお金の問題ではなく、真摯な反省や再発防止策によって二度と同じことが起きないようにすることが重要です。これらは裁判の判決では得ることができないものです。弁護士は、時間をかけて粘り強く会社と交渉し、少しでもご遺族の願いを叶えることができるよう尽力いたします。また、手元に長時間労働等の証拠がない場合でも、まずは調査をご依頼いただくことで、経験に基づきあらゆる角度から証拠を収集し、事実を解明いたします。