この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
依頼者の亡父が、財産は全て長女に渡すとの遺言書を残したため、次女の方が相談に来られました。遺言書自体は不審な点はありませんでしたが、長女の子が父（祖父）と養子縁組をしていたり、長女の子が多額の贈与を受けていたりと、疑問も残る状況でした。
解決への流れ
養子縁組や贈与に疑問が残ることを書いた受任通知を長女に送り、交渉を開始しました。その後長女も弁護士をつけ、弁護士間での交渉になりました。最終的には、お互い譲歩する形で合意に至ることができました。
長女と次女はもともと仲が悪く、互いに顔を合わせれば喧嘩になってしまうため、弁護士を間に入れたことは良い判断だったと思います。また、養子縁組や生前贈与は、法的に難しいところだったので、弁護士同士で話し合うことで妥協点を見つけることができました。依頼者の方は、長女の言うとおりにならなくて良かったと喜んでおられました。