この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
ご相談者様のもとに、元交際相手の妻の代理人弁護士から、慰謝料を支払うようにとの通知が届き、ご相談に来られました。交際は既に過去のことで、かなり時間がたってからの突然の請求であったため、困惑されていました。また通知書には支払期限が短く設定され、期限内に支払わないと訴訟を起すと書かれていたことから、不安と焦りを強く感じておられました。
解決への流れ
ご相談者様から、交際時の経緯や、解決方法についてのご希望を丁寧にお聞きし、慰謝料の減額を目指して交渉することになりました。交渉の結果、当初請求の3割以下まで、慰謝料を減額することができました。
時間が経ってからの慰謝料請求でしたので、まず、消滅時効が完成していないかを、丁寧に聴き取りをしながら検討しました。時効完成前の請求であることが判明したことから、減額交渉をアドバイスしました。ご依頼を受けた際には、丁寧にご希望を聞き取ったうえで、依頼者様にとって、現実的な選択肢をお示しすること、これを私は大事にしています。また、交渉は相手のある話なので、状況は刻一刻と変わっていきます。交渉途中にも何度もご依頼者様と細かく打ち合わせをし、優先順位や考えを整理し、確認されるお手伝いをすること、これを私は大切にしています。