犯罪・刑事事件の解決事例
#後遺障害等級認定 . #過失割合 . #慰謝料・損害賠償 . #人身事故

右肩腱板断裂の被害を負った事案で後遺障害等級10級を獲得した事案

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平野 謙 弁護士が解決
所属事務所平野法律事務所
所在地兵庫県 神戸市中央区

この事例の依頼主

70代 女性

相談前の状況

依頼者が自転車で道路左側を走行していたところ、後方から、追い抜きをかけてきた車両に追い抜かれた際、風圧によって転倒し、右肩腱板断裂等の傷害を負った事案である。事故対応が非接触であること(過失の有無が争われる)と、右肩の可動域制限など重大な後遺障害が残ったこと(後遺障害等級の獲得が目標となる)から、慎重な対応が求められた。

解決への流れ

後遺障害の等級認定の申請に当たり、詳細な意見書を添付し、右肩(患側)の可動域が左肩(健側)の2分の1以下に制限されているとして、10級該当の意見を付した。その結果、申請通り、後遺障害等級10級を獲得することができた。また、示談交渉の結果、過失割合についても、被害者:加害者で概ね2:8の割合で合意することができ、自賠責保険からの賠償金と任意保険からの賠償金を併せて、1400万円を超える賠償金を獲得することができた。

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平野 謙 弁護士からのコメント

本件についても、高い後遺障害等級の獲得が高額の賠償金に繋がりました。依頼者が、高齢であったことから、右肩の可動域制限について、申請通りの等級が認められるかどうか不安がありましたが、申請通りの等級が認められました(そのこと自体が、非常に稀なことです。)。交通事故によって重大な怪我を負った場合には、症状固定(通常、6カ月以上の通院を経て、症状固定となります。)となる前に、一度、弁護士に相談してみてください。