この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
交通事故の被害に遭い、過失割合が10対90と加害者の保険会社に言われており、それが正しいのか否かわかりませんでした。また、保険会社に「弁護士を入れてもメリットはない」と言われましたが、本当なのかもわかりませんでしたし、今後の手続きの流れもよくわからないので、弁護士に相談することにしました。
解決への流れ
弁護士法人アドバンスに相談したところ、過失割合については、5対95が適切な過失割合であるとの説明を受けました。また、物損被害も高額でなく、むち打ち症の怪我は、3ヶ月程度の治療期間で保険会社の治療費の対応が打ち切られる可能性が高いという説明も受けました。実際に、過失割合については5対95で示談が成立し、治療費の打ち切りについても3ヶ月程度で打ち切る旨を相手方の保険会社から提案されましたが、体の痛みが残っていることを弁護士に伝えて交渉してもらったところ、さらに1ヶ月間は治療費の対応をしてもらえるようになりました。慰謝料の金額についても、弁護士基準(裁判所基準)に基づいた解決ができましたので、自分で請求するよりも高額な慰謝料を獲得することができました。
交通事故については、相手方との争いが特にないため、弁護士に依頼する必要性がないと思われる方が多数いらっしゃいます。しかし、弁護士に依頼すると、加害者側とのやりとりは弁護士が行いますので、ご依頼者が直接相手方とやりとりをするストレスは軽減されますし、相手方から主張されている内容が法的に正しいのか否かについても弁護士からアドバイスを受けることが可能となります。今回は、確かに10対90が基本の過失割合となる事例でしたが、事故態様に関する当事者の主張からは、加害者に法令違反が認められ、過失割合も争う必要性のある事案でした。このようなアドバイスをさせていただいたり、ご依頼者のお体の痛みについて相手方にしっかり伝えることができるという点でも、弁護士に依頼するメリットは十分にあるかと思います。また、弁護士に依頼した場合、基本的には弁護士基準(裁判所基準)に基づいた慰謝料の請求ができますので、ご自身で慰謝料を請求する場合に比べて、慰謝料を増額できるケースが多いです。最近では、弁護士費用特約に加入されている方も多く、弁護士費用が保険により支払われるケースも多いため、交通事故に遭われた場合は、一度弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。