この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
平成23年に交通事故に遭い、5か月間入院をして退院されました。その後は、病院の診療方針が合わなかったり、医者から来なくていいと言われたり、引っ越しをしたり等やむを得ない事由により、病院を5回転院されました。
解決への流れ
相手方加入保険会社には治療の打ち切りを言われ、医者との折り合いも悪く、精神的にも不安定になり、非常に悩んでおられましたが、何度も話し合いを重ねる中で、後遺障害等級の申請をすることに同意されました。後遺障害は11級7号と認定されました。その後、訴訟を提起しましたが、原告は主婦であり、後遺障害が脊柱の変形ということで、家事労働に対する影響が小さいという抗弁が相手方から提出されました。こちら側は、本件の特殊性を中心に主張立証し、結果として、裁判所から総額1350万円の和解案が提示され、和解成立にいたりました。
当初の相談段階では、医者や相手方加入保険会社の態度などから精神的に不安定になられていましたが、何度も面会を重ねるうちに徐々に回復され、後遺障害等級申請に同意されました。11級は認定されましたが、相手からの反論も予想されるところではありました。しかしながら、裁判所にはこちらの請求がほぼ認められた形になり、最終的な和解の金額には大変満足していただき、無事終了することができました。